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お金持ちの正しいお金の使い方『しあわせの隠れ場所』

ホームレス同然の過酷な少年時代を過ごしながらも、ある家族との出会いによって自らの才能を開花させ、ドラフト1巡目指名でNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の感動の実話で、2010年の第82回アカデミー賞において作品賞と主演女優賞にノミネートされ、主演女優賞でサンドラ・ブロックが受賞した作品。メジャー作品かもしれないけど、日本ではそれほど話題にならなかったと思う。でもすぐにただものじゃない人たちの物語だとわかるよ。

サンドラ演じるリー・アンは、ある凍てつくような真冬の夜、ひとり寂しくTシャツと短パンで歩いている巨漢の黒人少年に目を止め声をかけるが、マイケルと名乗るその少年をそのまま放っておけなくなり、ひとまず自宅へ彼を招き入れることから物語は始まるのだけど、いきなりリー・アンのこの行動から驚きじゃないですか?

えっ?どこがって?映画だからとさらっと流してるけど、これアメリカで本当に実在する人物の本当にあった実話ですよ。こんな危険な行動をとってしまうリー・アンはタダものじゃないんです。

どうします? 筋金入りのいい人の話。退屈ですか?

でも、やっぱりハリウッドはすごい。足長おじさん的な発想は一切なくて、純粋な人間愛を不器用に貫く人々がたまたまお金持ちで、その不器用さをコミカルにカラッと、でもちゃんとエンターテインメントに仕立てあげちゃう。

エンディングでは実際のマイケルオアー本人とその家族たちの写真や映像もたくさん出てきて、「本当にあった物語なんだ」と実感できます。

この作品を観た同じ日、偶然「小泉今日子×マツコ×YOU」のトーク番組で小泉さんが「若いころはお金を何に使うべきかわからなかったけど、今なら何が正しいお金の使い方なのかがわかる」と語っていたのを聞いて、このシンクロ具合にちょっと鳥肌。

そうなんです、小泉さんのような精神性の高い大人のお金持ちが増えれば、世界を良くするために今よりもう少しお金が使われ、そのお金の恩恵を受けた人たちがさらにまた世界をもう少し幸せにするためにお金持ちになって、世界ををさらに良くする事や人に投資して、その恩恵を受けた人たちがさらにまた世界をもう少し幸せにするためにお金持ちになって、世界がまた少し幸せになっていくという”力を持つ者の責任が正しく果たされていく世界”。

これなら世代をこえて正のスパイラルが存在し続けられる気がしませんか?

今は無理でも希望を持つのを諦めたくないなあ

予告編MOVIE