Kids playing chess / paulgorman

【海外教育】チェスを義務教育化したアルメニアの本気度

トルコの東側に隣接する総人口300万人の小国アルメニアは、チェス・オリンピアードで2006年、2008年、2012年に優勝したチェス強豪国。2011年には世界で初めてチェスを義務教育に取り入れ、小学校の2年生・3年生・4年生が週に2時間チェスの授業を受けています。

子どもたちはチェスの授業を通して「考える力」を伸ばすことで自分に自信を持つことができ、他教科の成績においてもいい結果を出しているようです。

アルメニアの文部大臣であるアーメン・アショットヤン氏によると、チェス義務教育化は子どもたちのリーダーシップ能力・決断力・戦略的な計画を練る力・論理的思考力・責任感を促進させクリエイティブな思考能力を育てることが目的で、現在までに300万ドル(約2億8450万円)以上をチェスの義務教育に費やしているとのこと。
出典:チェスを義務教育化したアルメニアはその後どうなったのか-GIGAZIN

また、「チェスが及ぼす子どもたちへの精神的影響」についての研究を主導している心理学者のルーベン・アグザムシトヤン博士によると、チェスが上手な子どもはクリエイティブな思考能力・反射神経・比較分析能力に長けていることがわかったそうです。

チェスと言えば、映画DVD「ラストキャッスル」でもご紹介したように、軍事作戦や計画を思考する場面で必ずと言っていいほど登場するアイテムです。

戦略的思考を要するボードゲームであるチェスは、まさにキャリア教育の万能ツール的な感じもしますが、まずはチェスのルールを覚えられるかどうかが勝負。

チェスで子供の才能を伸ばすといえば、並外れた才能を持つ7歳の少年を描いた映画「ボビーフィッシャーを探して(予告編)」もおすすめです。

映画の舞台はアメリカですが、街角でチェスを楽しむ大人や子供の姿はきっとアルメニアも同じなのでしょうね。